2021年04月30日
北日本血液研究会における臍帯血移植の前向き観察研究(NJHSG-CBT18)
目的:北日本血液研究会参加施設において、標準的な疾患状態、患者状態での臍帯血移植について、特にGVHD予防法とGVHD発症率に着目し、その移植経過や転帰を含め評価する。
主要評価項目:移植後100日までのGrade III-IVの急性GVHD発症割合
目標症例数:65例 *(目標症例数には達しましたが、引き続き募集中です)
登録期間:5年間(2018年7月20日〜2023年7月20日)
適格基準
(1)対象者
本研究に参加する施設に通院又は入院中で、血液悪性腫瘍に対し、臍帯血移植を予定している患者を対象とする。
(2)選択基準
1) 対象疾患:WHO分類2008、または2016に記載されている下記の疾患
急性白血病、骨髄増殖性疾患、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫
2) 同意取得時の年齢が20歳以上
3) 下記の臍帯血選択基準を満たす臍帯血を用いた臍帯血移植を予定している:
・日本さい帯血バンクネットワークにて公開されている臍帯血。
・患者HLAにおけるA, B, DRB1座が血清型で6抗原中4抗原以上一致であること。
・保存時有核細胞数が2.0×107/kg(患者実体重)以上であること。
・ドナー特異抗体を有さない。
4) 本研究への参加についての同意が文書で得られている患者
(3)除外基準
1) 担当医師が不適当と判断した患者